祖母ルーツのちらし寿司
天皇誕生日は結婚記念日でもあります。
そんなわけでちらし寿司を作りました。
私の作るちらし寿司は、母が作るちらし寿司がベースとなっています。
母が作るちらし寿司は、姑(私の祖母)のちらし寿司がベースとなっているらしいです。
今回ちょっと調べたら、祖母ルーツの我が家のちらし寿司は京風らしい。
何が京風かというと、寿司酢にじゃこを入れるところと、鯖缶ででんぶを作るところ。
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じゃこ入り寿司酢のレシピはこんなところでしょうか。
ちょっとぼけてるけどじゃこ入り寿司酢。
でんぶの作り方はこんな感じ。
うちでは鯖水煮缶だったので、砂糖と一緒にしょうゆを入れました。
でんぶ、しいたけは味を濃く作り、高野豆腐、にんじん、れんこんは味付いてるの?くらい薄目が好きです。
緑には水菜をさっと薄いだしで湯がいて、絞って、ぱらぱらしました。湯がくお湯に少し白だしを入れるだけで水っぽさがなくなります。
なかなかごちそうに見えるじゃないですか!
もつろんおいしかったです!!!
食のルーツというのは意外と重要だなと思います。
というのも、夫が私と結婚しようと思ったきっかけの一つが「冷蔵庫に赤みそ(八丁味噌)があった」かららしい。
義父は愛知県出身。義母は大阪市出身(さらに義母の両親は奈良県出身)。
私は父が前出の通り滋賀県近江八幡出身。母が愛知県名古屋出身。
私は愛知県独特の料理と滋賀、京都系の関西風が混ざった母の手料理で育ち、夫も同じような感じで育ったのだと思います。
だから私の独身時代の冷蔵庫の中で八丁味噌を見つけた時、夫は「おおっ」と思ったのでしょう。
そんなわけで愛知県にルーツのある我が家では赤だしが日常的であるのはもちろん、サバの味噌煮、豚汁なんかも赤みそで作ります。
さらに母は結婚してすぐ父の仕事の関係で福島県郡山市に引っ越し、四半世紀かの地で暮らしたので、福島の料理も時たま混ざります。
いかにんじんや浸し豆が福島(東北)の料理だと知ったときはびっくりしました。
味噌も赤みそだけでなく東北のみそも使っていました。
北海道に来てから北海道のみそを使っていますが、私は仙台味噌が好きです。
北海道に来て、ここから今度は北海道の料理が身についていくのが楽しみですねー。
愛知、関西、東北、北海道。
さらにパワーアップめざしたいものです。
今回久しぶりに祖母を思い出しました。
祖母は衛生面にはかなり疎かったけれど、料理は好きで、大昔に新聞の料理コンテストみたいなので賞をもらったとかどうとか。。。
私は絶対食べなかったけど鮒ずしも自作していた。。。
そんな彼女に料理を教えてもらえる機会がなかったことがちょっと残念だったなと、彼女がルーツのちらしずしを食べながら思ったのでした。
15年位前に亡くなっているので。
けど、あなたのちらし寿司はじみーに受け継がれていますよ。
ふふふ。