深い闇
先日夫の両親が遊びに来てくれました!
遠くからありがとうございます!
夫の両親の招待で洞爺湖にあるとあるホテルに泊まりました。
日帰り温泉はよく行くけど、お泊り温泉は格段ゆっくりできるので、本当にうれしい!
ゆっくり温泉に入れました!
ありがとうございました!
ところで、ホテルは正直まだこんなホテル生き残ってるんだーと思うほど一昔前の雰囲気ぷんぷん!
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古くからある温泉街のホテルは頑張らないと生き残れない的な情報が頭にインプットされていたので、建物は古いけどサービスの部分で頑張ってるのかと思っていたら意外と昔ながらで、その割にお客さんが多かったので、いろんな意味で「へー」と思いました。
日本人のお客さんも多かったのですが、中国、アジアからのお客さんがやっぱり多かったので、そんなに頑張らなくてもお客さん来るのかなあと思いました。
夕方娘と温泉に入って脱衣所で着替えをしていたら、「わーかわいい赤ちゃん!」との声。
「ありがとう」と見ると若い女性二人。
「旅行ですか?」と聞いたら、「いいえ。私たち研修生でこのホテルで1年間の研修中なんです。台湾から来ていて、日本語も勉強中なんです。」だって。
流暢な日本語でした。
ホテルにはたくさんの「日本語が母語ではない」人が働いていました。アジア各国からくるお客さんに対応するためでしょう。
もちろん日本人のお客さんもたくさんいるので、みなさん日本語も流暢。
で、ここで思ったのですが、この人たち「日本語しか使えない日本人の同じ仕事をしている人」よりお給料良くなくちゃいけないよね。
けどたぶん、「日本語しか使えない日本人の同じ仕事をしている人」と良くて同じか、悪くて・・・悪いんじゃないかなというのが予想です。
ベトナムに旅行に行ったとき、帰りの飛行機にスーツを着た若いベトナム人がたくさん乗っていました。
研修生です!と言っていました。
たまにニュースで、アジアからの研修生の問題を目にします。
給料が支払われないとか、劣悪な環境で働かされるとか、休みがないとか、事前に聞いてた話と違うとか。
そもそも研修生って何だ?と思います。
日本人の若者が日本で働くとき、研修生ってあんまり言わないんじゃないかな。研修中とかはあっても。
日本語が少したどたどしいから?
日本語が話せるってそんなに偉いのかな?
洞爺湖のホテルで働いている台湾の女性、日本の各地で働いているであろうベトナムからの若者。
ちゃんとお給料もらえてるかな?ちゃんと休みをもらえているかな?
人口減の問題や、介護など人手不足の解決方法の一つとして海外からの労働力の受け入れなんかが話題に出ますが、労働環境の悪い国で働きたいと考える人なんていないと思います。
そもそも、その介護の分野などで発生している人手不足は、日本人の労働者が足りないという数の問題ではなくて、仕事内容に見合わない待遇だから、労働力が集まらないわけですよね。
どうして、人手が足りないという問題に対して「待遇をよくする」という当然の解決方法がとられないのでしょう。
介護分野しかり、保育分野しかり。
「日本で働くということ」を考えると暗澹とした気分になります。
好転する日が来るのでしょうか・・・
昨日からこの話題の締め方を悩み続けているのですが、闇が深すぎます。
「働くこと」「働き方」にとても興味があるので、またぼやくかもしれませんが、ご了承ください。
あ、それと、日本人の若い女性から「わーかわいい赤ちゃん」と言われたことがないのもある種深い闇な気もします。
「かわいいかわいい」と言ってくれるのはおばちゃん~おばあちゃん層ですね。
娘はおばあちゃんホイホイですよ。
労働に対する考え、子供に対する考え、明るいほうに向かうことを祈るばかりです。