屯田夫婦の開拓日記

ボロは着てても食事は錦!

温泉について(夫)

北海道に来て、一番うれしいのは温泉が気軽に入れること。わが町豊浦町にも温泉があり、毎日とは言わなくてもふと気が向けば入りに行く。こんなに温泉に入ったことはこれまでの人生でなかったんじゃないか。家でも風呂にお湯を張るのが面倒で、シャワーだけで済ますことが多かったなあ。

 

こちらの家に引っ越して来た当初、お風呂のボイラーがなくて文字通りお風呂に入れなかったため、豊浦の温泉(しおさい)にはほぼ毎日通っていた。

お湯は茶色く塩っぽい。海に近いからか。鉄も入っているのか。源泉湯と書いてある湯船は透明だが、露天風呂は茶色い。空気に長く触れると酸化するのか。

長く浸かった後に体を洗うと、タオルが茶色くなる。お風呂用のタオルは出来る限り茶色いタオルを使うようにしている。

妻が言っていたように、最近は水風呂とお湯に交互に入る方法を見つけて楽しんでいる。

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体を流したら最初はお湯に。汗が出てきたらしっかり体を洗い、水風呂に。最初の水風呂は冷たい。寒い。足を入れてからケツを床に着けるのが辛い。つかったら、耐えられる所まで入る。震えはこないが気持ちが寒くなる。手足が痛い。

次にお湯へ。暖かさが有り難い。ゆっくりと温まる。

そして再度水風呂へ。二度目はそれほど辛くなく、ケツを床に着けられる。寒さはジワジワと体に染み込むが、一度目より長く入っていられる。心臓の鼓動が聞こえて少し怖い。しっかり体が冷えたら三度目のお湯に。

感覚がおかしくなっているのか、お湯の中で何故か冷たさを感じる。しびれた足に血が通うように、全身がジーンとする。暖かい。頭がスッキリしてくる。

三度目の水風呂に。辛くなく、いつまでも入っていられる気がする。このまま入っていれば、動けなくなるんじゃないかと妄想をする。何か楽しくなってくる。

最後に、お湯に入り汗が出ないうちに上がる。これで終わり。

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暖かいお湯、冷たい水に交互に入る温冷浴は、副交感神経が刺激されて目が冴えるそう。全身の血行もよくなるそう。よく言われる温冷浴は水に入る時間が短いそうだけど、上のやり方は水もお湯も入っている時間が長いが(どちらも10分ぐらい)、何か面白いので最近はもっぱらこの入り方だ。

確実に体には負担がかかっているなとは思うんだけど、毛細血管まで血行が良くなり、固着した疲労物質の塊が出てきて全身を巡っている気がする。

そう言えば高齢者の方も、熱い風呂は心臓に負担があるけど、それで心臓が鍛えられることで通常時の発作の確率は下がると聞いたことがあるな。

汗もすっと引き、頭はスッキリ。お肌もツヤツヤ。この風呂の入り方はいかがでしょう。(自分でも尖りすぎている気はする)