屯田夫婦の開拓日記

ボロは着てても食事は錦!

ゲームについて

ゲーマーの夫に泣かされたことがあります。

妻です。

 

こうなったら家族が泣くという行動をあげてみましょう。

・帰ってくるとスーツを脱ぎ、ワイシャツにトランクスに靴下姿のままとりあえずゲームを始める。

・目の前の相手が話をしているとき、僕はゲームしながらでも人の話を聞ける。という理由で i Pad から目を離さない。

・料理の最中、パスタをゆがく間、うどんをゆがく間などのすきを見つけてゲームをする。

やっぱり、いくらゲームをしながら話を理解できるといわれても、ゲームをし続ける人に向かって話し続けるのは、ストレスを感じました。君もくだらないテレビを見てるじゃないか。と言われましたが、テレビは見続けていなくても音声が耳に入っていればなんとなくわかるので、相手が話しているときにテレビから目を離せないってことはそんなにないと思うのですが、どうでしょう?自分勝手?

また、料理の最中も、ちょっと使ったもの片づけたりとか、次の準備したりとか、ゆがき具合を見るとか、おいしいご飯を作ろうという気持ちがあるなら、ゲームなんかできないと思うんですよね。なので、そんな気もそぞろな状態で料理を作るのを見ると、もういいよ、作んなくて。と思いました。

まあ、そんなこんなが積もりに積もって、私もくだらないテレビを見るし、彼は日中働いて帰ってきてから好きなこともしたいだろうしと自分なりに我慢しましたが、ぱーんとはじけました。

うちの夫は極端なので、その場で全ゲーム消しました。

そういうところはなかなかすげえなと思います。

もう二度とゲームはしないとその時は言っていましたが、それ以降もちょいちょいやってます。けど、上記に挙げた3点のような行動はその時で収まったので、まあ、適度にやってくれと思っています。

 

しかしゲーム問題は、なかなか難しいですね。

彼はゲーマーですが、私は大学で初めてPCを手に入れてフリーセルや、ソリティアをやるまで、人生でほとんどゲームをやったことがありませんでした。

子供のころ、ファミコンが出てきた世代ですので、ほとんどの友達のうちにはファミコンがありました。

もちろん、私も普通の子供だったので、普通にほしがってはみましたが、うちはゲームをさせない方針ですとのことで、買ってもらえませんでした。今となっては、お金がなかったというのが大きな理由だったと思います。

まあ、男兄弟はいないので、特にゲームがやりたくて仕方ないとか、ゲームがないという理由で友人関係に困るということはなく育ちました。(友人関係には困ってましたがその原因はまた別なので、また別の機会に)

そんな私に夫のゲーム好きは理解できないことがあたくさんあります。

その他のことはびっくりするくらい共感しあえる二人だと私は思っていますが(夫が我慢してくれているのかもしれませんが…)ことゲームに関しては、頭の中が?????

ゲームも勉強になる???いい経験になる???反射神経???処理能力が高まる???

うーーーーん?

もう一つ全然わからないのが、ゲームに本気になるところです。

負けた!とか失敗した!とかあははははー!ってな感じなら、横にいて全然気にならないのですが、隣でゲーム相手にまじ切れとかしてると、ゲームなんかに切れるなんて、なんなん?と思ってしまいます。

まあけど、生活に支障が出るわけではないので、温かく見守っています。

 

ゲームといいますと、移住先を探していた時、今住んでいる町の移住体験施設(生活家電が整っている町営住宅の1室)を利用していたのですが、そこにLTEの電波が来ておらず、ネットが使えなかったので、だいたい毎日町が管理しているフリーwi-fi がある施設に通っていました。

その施設は非常に立派で、2階にホールがあり、1回はオープンスペースとなっており、すべての人に解放されています。

そこで見たのは、毎日集団でDSをする小学生たち。

超どいなかですので、遊び場はたくさんあるように思えますが、実際の子供たちは学校が終わるとDSを持ってその施設に集まり、友達とゲームをし続けるわけですね。

なんか、なんだかなあですよね。

都会の子供と比べると、塾とか習い事とかたぶん少ないことも要因かと思います。

で、今、町の旧幼稚園舎の活用検討会の会議に町民代表の委員の一人として出ているのですが、(補助金が出るという理由でまだ使える幼稚園舎を投げ出して、こども園を作ってしまったので、余ってる幼稚園舎をどう利用するか考えましょうという、突っ込みどころ満載な会議です。)そこでゲーム問題が出てきました。

とある小学生の子供をお持ちのお母さん委員が、幼稚園舎の活用方法ではなく、とにもかくにもゲーム禁止を非常に強く主張するわけです。(だいたい活用案の流れは地域の住民が自由に使えるようにしましょうというありがちであいまいな方向に行っています。)

ゲームを禁止しないと、子供たちのゲームのたまり場になるからだというのですが、ゲームを禁止したらゲームをしたい子供たちはゲームをしてもいい別の施設に行くだけで何の解決にもならないと思いますし、結局子供たちは集まらなくなってしまうのは目に見えています。

それと、自分ができないことを人にやってもらいたいと思ってるわけではないと思うけど、結果的にそうなることを主張するのってなあとも思いました。

子供が何でゲームをするのか突き詰めて考えると、親が買い与えてるからじゃないかなあ。

だって、なかったらゲームできないわけじゃないですか。

なんで買ってしまうか考えられる理由として、その1、子守役として自分の代わりにゲームが子供と遊んでくれる。その2、子供がほしいというから。その3.ゲームを持ってないと仲間外れになるかもしれない。その4、自分もゲーム好き。とかでしょうか。

結構買い与える理由は親の都合じゃないかなあと思います。

電車の中や飲食店で、子供にゲームをさせている親を見かけることはすくなくないです。ちゃんと言い聞かせるは大変だから、ゲームを渡せば一定時間おとなしくしてるだろうっていうのは、結構な大人の都合かな、と思います。

本当に教育方針としてゲームは禁止にしようと考えている親は、子供がいくらほしいと言っても買わないと思います。子供の喜ぶ顔は見たい。子供が何度もほしいほしいと泣き叫ぶのを、「だめだ」と言いつつけるのは相当な思いと強い意志がないと無理でしょう。本当は禁止にしたいけど、かわいそうだから買ってあげちゃうのは、自分が楽になりたいって気持ちも無くはないのかなあと。

同じように、ゲームがないと仲間外れにされるというのは、そういう友達は、本当の友達なのか?みんなと同じじゃないとだめだなんておかしくないか?なんて小学生には酷かなー。

自分もゲーム好きな人は、子供にゲーム禁止なんて言わないか。

 

いや、何が言いたいかというと、ゲームは買ってあげます。静かにしないといけない所ではゲームしてもいいけど、それ以外は節度を守って。お友達と遊ぶときはかくれんぼやサッカーなんかをして、宿題はさっさとやって、てきぱきと食事をし、お風呂に入って早く寝ましょうなんて、なかなかハイレベルな要求だなあと。

 

ゲーム以外のこともしてほしいと思うのであれば、簡単に手に入る楽しみを教えてしまった以上、親もがんばって子供と遊ぶ必要があるのかな、と思います。

親は忙しいから、疲れているから、家ではゲームをさせておいて、友達とは元気に体を動かしなさいでは、子供はどうやっていいかわからないんじゃないかなと。

ゲームにとってかわられた遊びを、大人が子供に教えてあげないと、遊び方がわからないんじゃないかな。

なんか変な世の中ですね。

 

ドロケーとか、缶蹴りとか、超楽しかったなあと思いだされます。

このご時世、ゲームの全面禁止は難しいと思う。ゲームも楽しい、かくれんぼも楽しい、探検も楽しい。ゲームが体を動かす遊びにとってかわるのではなく、楽しい遊びの選択肢の一つになるように親やコミュニティーでの努力が必要になってくるのかなと思います。

まあ、ゲームに子守役を甘えてしまった時代の代償でしょうか。

 

何とかまとめられたかな。

いやー、ゲームの話って難しい。

疲れました。おやすみなさい。